先週末から、日本ではGWですね。
こちらベルギーでも5/1はメーデーということでお休みでした。
そんな3連休初日は、ずっと前から気になっていたシャンパンの本場、
「シャンパーニュ地方」へお出かけしてきました♪
シャンパーニュ地方って、実際はどこにあるの?
ベルギー・ブリュッセルより南西に下り、フランスの北に位置しています。
フランスには多くの有名なワイン産地がありますが、その中でも最も北に位置するのがシャンパーニュです。
スパークリングワインは世界の様々なワイン産地で生産されていますが、
この地域で、特定の生産方式とブドウ品種で生産されたスパークリングワインのみを、シャンパンと呼ぶことができます。
つまり、AOC(原産地呼称統制)の認定を受けています。
(↑ まだ芽吹いたばかりのぶどうの木。これ全部、ぶどう畑です)
ブリュッセルから車で約3時間で到着。
今回訪れたメゾンは2か所。
MOET et CHANDON
1743年創業。全世界で愛され、親しまれ、認知されているシャンパンのブランドですね。
Epernay(エペルネー)というシャンパンの聖地と言われる町にあり、さらに Avenue de Champagne(シャンパーニュ通り)という通りにあります。
建物に入ると、シャンパングラスでできたシャンデリアがお出迎え。
さすが、高級感があります。
黒人のスタッフが丁寧に案内してくれました。
1杯試飲付きガイド24€を購入し、地下のカーヴ(ワイン貯蔵庫)を見学。
カーヴ内の温度は11~15度、湿度70~75%で、ひやっとじめっと、そして薄暗い。
ワインづくりに最適な環境が整っています。
シャンパンは一次発酵後に瓶詰めし、さらに発酵の素となる酵母と糖のシロップを加えてアルコール発酵を起こさせる(ティラージュ)のですが、そのアルコール発酵をこの洞窟のようなカーヴで行います。
この発酵によって、あの炭酸が生まれるんですね!
専用のスタンドに倒立させて毎日毎日1/8回転させながら発酵させるのですが、MOET et CHANDONはその一部を人の手で行っているそうです!
しかも、モエシャンの生産はここのみ。
沢山のシャンパンが積み重ねられ、熟成されていました。
通常は15か月ほどで出荷されますが、トラディショナルといわれるシャンパンは、最低3年の熟成期間が必須とされています。
最後に一杯だけ試飲♪
ピノノワールとシャルドネのこちら。
炭酸はやや強めで、ドライな口当たりです!
甘みはかなり抑えられていて(これは北に位置するシャンパーニュで育ったブドウの特徴のようです)、大人なシャンパンでした。
ショップにはたくさんのモエシャンが。もちろん購入です。
さすがにドンペリニヨンは手が引けてしまいました・・・💦
MERCIER
こちらも1858年創業の老舗メゾンです。
日本ではあまり知られていませんが、フランスではモエシャン同様に、大手シャンパーニュメゾンとして有名だそうです。
こちらには地下に全長18kmものカーヴがあり、ミニコースターに乗って音声ガイドを聞きながら見学をすることができます。
なんとありがたいことに日本語ガイドがあります!
展示物やガイドにも様々な工夫があり、ちょっとしたテーマパークのようでワイン好きにはたまりません✨
その昔、パリの万国博覧会で展示するために、20万本分のワインが入る樽を何頭もの牛で引き、パリまで運んだそうです。
充実したガイドと展示、そして3杯の試飲で25€。
とってもお得な見学ができるメゾンでした。
かねてからワイン好きな私。
ワインはついつい赤を選んでしまい、それほどシャンパンを味わうことをしてこなかったので、
ホンモノのシャンパンを学び、触れ、味わう良い機会となりました。
知れば知るほど奥深さを感じます・・・!
また、6次産業が栄えているという地域性にも感銘しました。
町中ブドウ畑の穏やかな街だけれど、土壌と気候の恩恵を十分に受けて作られるブドウとワイン、そしてそれが全世界の人に知られてるって、なんて素敵なんだろう!
6次産業が盛んだとその地域とその町の人々がますます豊かになる✨
これ、私の故郷でも生かせたらいいなあ。
まだまだ知らないことばかり!
沢山のことを学んで吸収して、日本へ帰りたいものです♪
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