料理する上で大切にしたいこと


簡単だけど、ちゃんと作る。

おいしいと、栄養はどっちも叶えたい。


ずっと続く、残る。

家庭料理を、もっと楽しく。

そんな提案をします。

おうちごはん研究家 SHOKOです。


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ベルギーで暮らしはじめてからずっと通っている、イタリア料理の教室。

月に1・2回の頻度で、イタリア出身の先生から気になるレシピを学んでいます。



イタリアンといえばパスタやピザ。
日本でもこちら欧州でもイタリアンレストランって結構あるし、自分でも作って食べる機会って多いですよね。


パスタを茹でて和えるだけ、のパスタソースも沢山売られています。

だから"簡単で料理初心者でも作れる" ってイメージがあったりします。


私も最初、パスタは自分でも作れるし、(レッスンでは日本で結構入手困難な材料を使う事もあるので)通い続けるのはどうしようかなと思っていました。

でも先生の所へ何度か通うたびに、とっても大事な事を教えてもらっている事に気付きました。


単にレシピやイタリアならではの食材を学ぶだけじゃなく、


料理する上で大切にしたいこと。


それは

材料1つ1つはとてもシンプルだけど、材料1つ1つを丁寧に選び、扱う。
それだけで十分に美味しくて、満たされる


ってことです。


例えば、『カチョ・ エ・ペペ』と言うパスタ。


聞きなれない名前のパスタですが、
cacio=チーズ、pepe=胡椒
という名前の通り、
パルミジャーノレッジャーノとブラックペッパーをたっぷり使ったソースを絡めて作る、伝統的なパスタ。


見た目はパスタ(麺)だけ!
ちょっとビックリしちゃいますよね。
でも、本当に美味しかったパスタです。

必要な材料は片手で収まるほどの種類。

ですが、その材料1つ1つにこだわりがあります。

塩はミネラルを多く含んだ、海塩。
パルミジャーノレッジャーノは、イタリア産の30ヶ月熟成もの。質の良いものを大きな塊で購入し、切り分けて少しずつ使うことでその香りは保たれます。
胡椒も必ずホールのものをその場で削って香りを大切に。
EVオリーブオイルも、イタリアの親戚からフレッシュなものをいただいているとか。

パスタにはガーリックが必須かと思いきや、パスタの種類によってはガーリック、エシャロット、玉ねぎを使い分けます。


材料は少なく、見た目もシンプルですが、
それぞれの素材にこだわり、チーズや胡椒の味や香りを大切にしたレシピです。


日本のイタリアンレストランのパスタはとても具沢山でソースたっぷり。見た目華やかなものが多いですが、先生の作る本場のパスタはソースが少し絡まっているだけのものが多いんです。

でも、それだけソースにこだわっていて、パスタ(麺)を美味しく食べる事に専念しているようにも思います。



また、こちらはボロネーゼパスタ。


日本人も大好きな、いわゆるミートソースのパスタですが、やはりこちらはミートソースたっぷり!ではなく和える感じ。


タリアテッレのパスタはなんと手作り!
ボロネーゼソースの味付けにはどうしてもコ◯ソメを使いたくなってしまいますが、先生は肉とトマトと塩の旨みを引き立ててソースにします。

美味しいんです。


市販のコンソメやパスタソースにはどんな添加物、どこで作られた調味料が使われているか、よく分からないでしょ?

って言われました。
確かにー!


つまりは、

基本の調味料や素材を丁寧に選び、丁寧に扱う。
余計なものは、入れない。

これだけで美味しくて、心も体も満たされる料理になるんだなあ〜



これって、イタリアンだけではなくどんな料理にも当てはまることだと思うんです。

特に、和食。


イタリアのように穀類を主食とする日本食。

ご飯を美味しく食べるにはぴったりの、旨み成分たっぷりな調味料(味噌や醤油、みりん、酢など)が発達しました。

その調味料も、いまや遺伝子組み換えだったり、大豆の搾りカスを使って作られてたり、◯◯風調味料になっちゃってたり。


だからこそ、和食を作る時も調味料や素材をきちんと選んで、余計なものはなるべく入れず、丁寧に作るように心がけたいものです。



私の通うイタリア料理教室は、そんな事を気付かせてくれる素敵な場所です✨





読んでくださりありがとうございました♪


SHOKO


douce

"douce"とは、フランス語で 穏やかな、優しい、心地よい、甘い、愛情のこもった、 という意味。 そんな毎日を送るためのヒントを、 食・栄養の観点から贈ります。 管理栄養士・SHOKO