《レシピ》ワーテルゾーイ/ベルギー伝統料理


簡単だけど、ちゃんと作る。

おいしいと、栄養はどっちも叶えたい。


ずっと続く、残る。

家庭料理を、もっと楽しく。

そんな提案をします。

おうちごはん研究家 SHOKOです。


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今回はベルギーの伝統料理、「ワーテルゾーイ」について紹介します。

クリームシチューのような見た目。でも、ちょっと違うんです。

スープはわりとさらっとしてるのに、じっくり煮込まれた野菜と鶏肉の旨味と、クリームのコクがとっても美味しいこの料理。

ベルギーの北西部にあるゲント発祥で、もとは鶏肉ではなく川魚が使われていました。しかし、川の汚染による影響や庶民に手の届きやすい食材が使われるようになり、鶏肉が今では主流のようです。

鶏肉を使ったワーテルゾーイは、「ゲント風ワーテルゾーイ」とも呼ばれています。

家庭の味の代表でもあり、スーパーでは“レンジで温めるだけ”のレトルトバージョンもあります。


How to cook

失敗しにくい、簡単な作り方を紹介します。


《材料》4人分

・鶏もも肉  500g

・玉ねぎ   中1個 (今回は小2個を使いました)

・人参    1本

・セロリ   枝一本

・リーキ(太めの長ネギ。白い部分のみ) 1本

・じゃがいも(メークインが◎) 中2個

・無塩バター 10g

・チキンブイヨン 1個

・白ワイン  100㏄

・ローリエ  2枚

・タイム   3・4本

・生クリーム(30%のものを使いました)100㏄

・卵黄    2個

・パセリ   適量



1,玉ねぎはスライス、人参は1㎝幅の角切り、セロリとリーキも1㎝幅の斜め切りにしておきます。じゃがいもは皮をむいて小さめの一口大にして、変色を防ぐために水に浸しておきましょう。


2,鶏肉は皮を剥いで一口大に切ります。(レシピによっては骨付き鶏もも肉を使用し、カットしない場合もあります)


3,大きめの鍋にバターを溶かし、焦げないように中火で玉ねぎを炒めていきます。しんなりしてきたら鶏肉を入れ、色が変わったらお湯約1リットル(食材がかぶるくらいの量)と白ワイン、チキンブイヨンを入れて、20分ほど煮込みます。この時、ローリエとタイムもあわせて入れましょう。香りがよくなります。沸騰させすぎに注意です。


4,煮込んだらそこへにんじんとセロリ、リーキを入れます。さらに30分ほど煮込みます。




5,じゃがいもの水を切って、4の鍋に加えます。やわらかくなるまで煮込みましょう。


6,味見をします。塩コショウなどで調節します。


7,生クリームと卵黄をボールなどで混ぜ合わせ、そこへ鍋のスープをお玉半分ほど加えてクリームを温めておきます。こうすることで8の時点で分離しにくくなります。


8,7のクリームを鍋へ注ぎ、とろみが軽くついたら火を止めます。ここで沸騰させないようにしましょう。クリームが分離してしまいます。


9,皿に盛って、刻んだパセリを振りましょう。さあ出来上がりです!熱いうちに、召し上がれ。



寒い冬にはぴったりの、カラダ温まるメニューです。

食材も手に入りやすく、低コストで作れるのもうれしいポイントです。

ぜひ、ご自宅でも作ってみてください☆




読んでくださりありがとうございました♪


SHOKO


douce

"douce"とは、フランス語で 穏やかな、優しい、心地よい、甘い、愛情のこもった、 という意味。 そんな毎日を送るためのヒントを、 食・栄養の観点から贈ります。 管理栄養士・SHOKO