《レシピ&豆知識》フェンネルとサーモンのクリーム煮/ベルギー食材


簡単だけど、ちゃんと作る。

おいしいと、栄養はどっちも叶えたい。


ずっと続く、残る。

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そんな提案をします。

おうちごはん研究家 SHOKOです。


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こちらのスーパーやマルシェに行くと、日本ではあまり見かけない野菜を目にします。

こちら↑は「フェンネル」といい、和名では「ウイキョウ」と呼ばれています。

地中海沿岸が原産のこの野菜、日本には平安時代に中国から伝わり、そのころから使われていたそうです。

フェンネルと聞けば、ハーブでしょ?と思う方も多いと思います。

マリネやピクルスなどに香りや色味として、葉の部分がよく使われていますよね。



フェンネルには駆風、鎮痙作用があるため筋肉の緊張を和らげ、眼精疲労やお腹の張り、消化不良に効果的とされています。また、利尿・発汗効果もありダイエットにもおすすめ。


大きく分けて3種類あり、スイートフェンネル、フローレンスフェンネル、ブロンズフェンネル があります。強めの甘い香りが特徴で、魚の臭み消しなどによく使われるため「魚のハーブ」とも言われています。

ハーブとして葉の部分、スパイスとして実の部分が使われているのが スイートフェンネル 。ブロンズフェンネル は観賞用として使われています。


今回紹介するレシピは、葉ではなく肥大した株元(白い部分)を野菜として使用する フローレンスフェンネル(別名 フィノッキオ) を使った「フェンネルとサーモンのクリーム煮」です。


How to cook

《材料》 2人分

・フローレンスフェンネル 1/2個

・サーモン        約250g

・ブラウンマッシュルーム 大2つ

 (今回はマルシェで良いマッシュルームが手に入ったので使いました。これ以外にも、ぶなしめじやエリンギなどでもOKです)

・バター         10g

・コンソメ(顆粒)      小さじ1

・塩コショウ       少々

・生クリーム(30%)    100㏄

・フェンネルの葉(あれば) 飾り用


1,フェンネルとマッシュルームを5㎜幅程度にスライスします。

2,サーモンを半分にカットし、塩コショウで下味をつけておきます。

3,大きめのフライパンにバターを溶かし、フェンネルを中火で炒めていきます。

4,火が通ってきたらマッシュルームを入れ、コンソメを振りかけて同じように炒めます。

5,炒めている間に、サーモンの表面をキッチンペーパーで軽くおさえ、水気を取りましょう。魚の臭みを抑えることができます。

6,マッシュルームもしんなりしたら、中心を空けてサーモンを焼きます。


 最初は少し強火にし、表面をしっかり焼いていきます。焼き色がついたらフライ返し等で裏返しましょう。サーモンはほぐれ易いので優しく。

7,中火にします。反対の面もじっくり火を通しましょう。蓋はせず、焼き加減を見ながら両面を焼きます。蓋をするとこんがり焼けず、水っぽくなってしまいます。

8,焼けたら生クリームをフライパンに注ぎます。軽く塩コショウを振り、クリームが煮立ってきたら味見をして調節しましょう。

9,さあ、完成です!熱々を皿にもって、フェンネルの葉を少し飾ります。これだけでおしゃれになります。

フェンネルの少し甘い香りときのこの旨味、そしてクリームが絡んだサーモンは何とも言えない美味しさです。

ぜひ、白ワインとパンをお供にどうぞ!

クリームはパンにつけて食べてもおいしいです。


フェンネルはなかなか日本のスーパーではお目にかからないかもしれませんが、ちょっとリッチなスーパーには売っているかもしれません。

ヨーロッパの代表的な野菜「フローレンスフェンネル」ぜひお試しください!


もしなければ、玉ねぎでも代用可能です。玉ねぎをじっくり炒めれば、さらに旨味ふくよかなクリーム煮になること間違いなし!



次は何を作ろうかな~~♪



読んでくださりありがとうございました♪


SHOKO


douce

"douce"とは、フランス語で 穏やかな、優しい、心地よい、甘い、愛情のこもった、 という意味。 そんな毎日を送るためのヒントを、 食・栄養の観点から贈ります。 管理栄養士・SHOKO