ヨーロッパの食事指導に、一瞬唖然・・・
---------------------------
米は便秘になる食べ物だ!!!
" ヨーロッパ人が食べる主食(パン、パスタ、じゃがいも)よりも ご飯(精白米) は食物繊維が少ないから "
ヨーロッパ人からは『米は便秘になる』と言われてしまう所以なのです。
そのため、日本人の体にはお米が合っています。
炭水化物抜きダイエットなどと謳われますが、抜くのではなく食べ方が大事。
先ほどお伝えしたように、玄米や雑穀などを混ぜて食べることで、食物繊維の摂取量をUPすることができます!(本当ならば食物繊維の効果についても書きたいところですが、今回はここまで☆)
また、パンでも全粒粉やライ麦などが入っていない白いパンは精白米と同じく食物繊維量は少ないので、そこも注意です。
ジュースとミルクを飲みなさい!
これも、「えええ???」
って思ってしまったことです。
先生はこう言いました。
「水分沢山摂ってくださいね。だからジュースやミルク、沢山飲んでください。」
便秘がちな人にとって、水分摂取はぜひ積極的に行ってほしいこと。
これは万国共通ですね。
ただし、「水」を飲むのが一番おすすめです。
ジュースや牛乳には糖分や脂肪分が含まれており、これらを食事以外で水代わりに飲むというのは他の疾患を引き起こす原因となるためお勧めできません。
また、お茶やコーヒーもカフェインなどが入っているため、利尿作用により「脱水状態」に近くなり、効率的な水分補給は望めません。
これらの点から、やはり日ごろの水分補給には「水」がおすすめです。
(スポーツ時や風邪、熱中症などの脱水状態時は除きます)
------------------------------
その他、
「揚げ物を週に何回か食べてください」
とも言われました。
確かに 揚げ物=油 をとることで潤滑油としての役割を果たし便通が促進されます。
しかし、習慣的に摂ることでカロリーの過剰摂取につながり、
また揚げ物の油は酸化しているため、体内の老化を速めてしまいます。
私なら、オリーブオイルやアマニオイルなど、良質な脂肪酸組成のオイルをサラダなどにかけて摂る方法をお勧めします。
以上が、日本で病院管理栄養士をしていた私が聞くと
一瞬、「・・・?」
となってしまった内容でした。
先生が伝えたかったこと
「食物繊維・水分補給・油の適度な摂取」
はまさしくその通りですが、
解釈を間違え、言われたとおりに行動するとえらいことになってしまいます。
ヨーロッパ人の考える便秘解消法も、視点が違って興味深いですね。
これを読んで、食事のこと、病院で言われたこと、何か気になる方がいらっしゃいましたら
ベルギー・日本問わず、気軽に相談ください☆
なにかお助けできれば幸いです♪
0コメント