食欲の秋。
ベルギーではあちこちで、毎週のように飲食に関するイベントが催されています。
そんな中、ベルギー東部の街ハッセルトでお酒の“ジン”の原型となったといわれる
「ジェネーヴァー」というお酒のお祭りへ行ってきました!
ジェネーヴァ―とは、オランダやベルギーフランダース地方の伝統的な蒸留酒。
麦芽とトウモロコシやライ麦を原料とし、蒸留したものにジュニパーベリー等のハーブやスパイスで香り付けしているのだそう。
ベルギーの中でもハッセルトは有名な産地で、13世紀にはすでに製造が行われていたとか。
産地によって原料や香り付けのハーブがやや異なるのも特徴の一つで、いろんな種類のジェネーヴァ―があります。
と、歴史や伝統はいろいろとあるようですが、百聞は一見に如かず!です。
飲んでみました。
ジェネーヴァーは蒸留酒なので一般的にアルコール度数が高い!
フレーバー付きのものが多くある中、まずはノーマルなものを試さないと!ということで、写真左から2番目のフレーバーなしタイプを飲んでみました。
アルコール度数は30%!
こういったお酒も好きなのですが、さすがに喉の奥が一瞬で熱くなりました・・・
味はというと、ジン特有なあのジュニパーベリーの香りが弱い?無い?といった感じで、意外とあっさり美味しい。
でもあっさりスピリッツなので、やはりフレーバー付きやカクテルなどで楽しんだ方がよさそう。
蛇足ですが、
ジェネーヴァ―は写真のような4clのグラスで飲むのが一般的みたいです。
トロピカル仕立てのジュネーヴァーカクテルです。
フレッシュなフルーツのシロップが効いていて、強めなのだけど甘くて飲めちゃう!って感じのカクテルでした。
気さくで明るいお兄さんが作ってくれたのも美味しさの秘訣?
さすがに強いお酒ばかり続くと、頭がほわっとしてきます。
そんなときにはこちらも。
サクサクなパイでジューシーなソーセージが包まれていて、
おいし~っ!
のひとこと。
さらには
甘酸っぱい玉ねぎがたくさん入ったホットドッグ。
ハッセルト、ベルギーでありながらもドイツやオランダとの国境に近いので、食文化がそれらと似ているような気がします。
バゲットにたっぷり玉ねぎとソーセージの組み合わせ、ブリュッセルでは見かけないのにここハッセルトやリエージュでは見かけるんだよなあ。
こんな風にフードも楽しめるので、ドライバーの旦那さんも大満足です。
最後に1杯、こちらも試してみました。
ヘーゼルナッツ味の、ジェネーヴァ―!
しっかり甘く、しっかりヘーゼルナッツ!
甘いお酒は苦手なのですが、この量でこの味は美味しくいただけます♡
このほかにも、フレーバー付きのものは
アップル、サボテン、ベリー、レモン、
チョコレートやバニラ、ワッフルなんて味も!(さすがベルギー)
こういったフレーバー付きのタイプはアルコール度数20%ほどで甘めなので、「飲んでみたいけど強いお酒はちょっと・・・」という方にもおすすめです。
この日はとっても暖かく、気持ちの良い秋晴れでした。
歌やダンスの催しもあり、キッズスペースもあり、老若男女問わず楽しんでいました♪
ベルギーにもまだまだ知らないことがたくさん。
いろんな場所へ出かけて、短いであろう秋を存分に楽しまないといけませんね!
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